今からでも、遅くない!認知症の予防にはどんな成分が効果的?

レシチンは、脳を活性化させる成分であり、記憶力と集中力を良くし、認知症を予防する効果があると言います。一般的にはレシチンの種類は、大豆から抽出した大豆レシチンと、卵やアヒルの卵などで抽出したレシチンで、卵黄レシチンがあります。

私たちの体の脳は非常に重要な部分です。そのため、毒物などの有害物質を除外するために脳関門と呼ばれる特別な組織があります。レシチンでもここをむやみに通過出来ないため、レシチンが含有された成分が制約を受けるようになります。

ここで卵黄レシチンと大豆レシチンのリン脂質含量を比較してみると卵の黄身のリン脂質には、85%のレシチンが含まれていますが、大豆のリン脂質には、30%程度のレシチンが含まれていると言います。そのため、卵黄レシチンが大豆レシチンに比べて価格が高くて、脳関門は、リン脂質が通過する際にレシチン以外の物質が多ければ通過に制限があるようになります。したがって、卵黄レシチンが大豆レシチンより関門を多く通過することが知られています。

レシチンが不足している場合、体全体の機能に混乱が生じ、記憶力や集中力に問題が生じ、老人性痴呆の症状が発生しやすいです。したがって、脳機能改善効果や脳血管性認知症、動脈硬化などの予防にもレシチンの効果があるものと期待されています。