意外に増えている?介護業界で働く看護師

誰もがやりたくない仕事の条件として挙げられる3K(きつい・汚い・危険)。こういった仕事は当然ながら働き手が集まらず、人手不足で1人あたりの業務負担が増え、また人が辞めてしまう…といった悪循環が続いています。ハードワークで知られる介護業界においてもこれは見過ごせない問題です。この状況の打開策ともいえるのが、安倍首相が提唱している「新三本の矢」のうちの1つである「安心につながる社会保障」。介護離職ゼロを目標とし、在宅介護の負担軽減や介護職の賃金引き上げなどが行なわれる予定です。徐々にではありますが、待遇改善も期待できるでしょう。

介護の仕事は、看護師の資格を持っている人も十分に活躍するチャンスがあります。待遇改善が行なわれるタイミングで始めるのも1つの手ではないでしょうか。介護施設やデイサービス、サービス付き高齢者住宅、老人保健施設など働く環境もさまざまで、各施設によって看護師の業務内容も微妙に変わってきます。例えばデイサービスでの主な仕事は、バイタルチェックや利用者が服用している薬の管理、食事の際の誤嚥対応、入浴介助など。事業所によっては機能訓練指導員として働くこともあるのですが、そのときは個別の支援計画に沿って利用者の機能訓練サポートを行います。そしてリハビリをメインとしたデイケアでは、デイサービスでの仕事に加えて医師の指示のもとでの処置や利用者の様子の記録、リハビリ補助なども担当します。いずれも看護師の資格を活かせる、やりがいのある仕事です。

これまで看護師一筋で介護職の経験がない人でも、アルバイトなら気軽にチャレンジすることができます。今までやったことのない仕事にトライすることで、思いがけない自分の可能性に気づけるかもしれません。高齢化にともない、介護現場における看護師の需要もぐんぐん伸びています。アルバイトやパートの求人案件もたくさんあるので、1度ぜひチェックしてみてください。看護師求人サイトとしては老舗の「スーパーナース」でもたくさんの求人が紹介されています。